【身近な食材だけの簡単「薬膳」で不調を改善!④】「夏野菜の豆腐ドレッシングサラダ」で夏バテ肌をレスキュー
【薬膳ポイント】 ●ゴーヤ 独特の苦味が体にこもった熱を取り、夏バテを予防する。ほかにも、暑さからくるイライラを鎮め、肌トラブルや目の充血、口内炎を予防する効果も。 ●クコの実 ビタミンA・B群・C・Eが豊富。肌の代謝を助け、メラニンの生成を抑制したり排出を促すので、紫外線による肌トラブルに効果的。ほかに、目の疲れやめまいなど、腎や肝の不調にもよく使われる。 ●白ごま 肌や粘膜、大腸、呼吸器の乾燥を潤す。それにより、美肌効果、便秘の改善、呼吸器を丈夫にして免疫を強化してくれる働きもある。 ◆夏野菜の豆腐ドレッシングサラダ(材料2人分) 木綿豆腐1/2丁は水きりをし、酢大さじ3、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/3、はちみつ少々を加える。フードプロセッサーなどでなめらかになるまでかくはんし、最後に白ごま大さじ1を加えて混ぜ、豆腐ドレッシングを作る。 ゴーヤ1/4本、プチトマト2~3個、ブロッコリー1/2房、オクラ2~3本は食べやすい大きさに切り、プチトマト以外の野菜をさっとゆでる。 器に盛りつけ、豆腐ドレッシングをかけて、クコの実大さじ1と白ごま適量を散らす。 「夏野菜の栄養に豆腐のドレッシングでタンパク質もプラス。ひと皿で体と肌を潤してくれる美肌メニューです」
【教えてくれたのは】 谷口ももよさん 薬膳料理研究家。国際中医師、国際薬膳調理師、一般社団法人「東洋美食薬膳協会」代表理事、「世界中医薬学会連合会」理事、一般社団法人「日本豆腐マイスター協会」理事。 「健康は日々の食卓から」と「美食同源」をテーマに、身近な食材で簡単でおいしい薬膳レシピを提案。ヘルシーな豆腐や野菜を中心にしたベジ料理にも精通している。料理本のアカデミー賞といわれるグルマン世界料理本大賞にて、2015年『身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ』と2017年『べジ薬膳』で健康料理部門グランプリを受賞。日本における薬膳料理研究家の第一人者として、TVや女性誌などのメディアでも幅広く活動中。 撮影/フルフォード海 取材・原文/山村浩子