<青の球春・’24センバツ・山梨学院>選手紹介/5 /山梨
◇「持っている」主将 中原義虎外野手(2年) 昨秋の関東大会で、4強入りがかかった桐光学園(神奈川)戦。1点を追う八回1死二塁の場面で、「彼は(勝負強さを)持っている」(吉田洸二監督)と代打で登場。フェンス直撃の左越え二塁打で同点とした。期待に応え、延長戦での勝ち越しにつなげた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 「自分はプレーで引っ張るタイプではない」と主将は言うが、練習でも試合でも常に先頭で仲間を鼓舞する。大会後に肩を故障し、今年1月まで筋トレ中心の別メニューで体を作ってきた。「きつい練習を乗り越え、仲間と試合に勝った時のうれしさが野球の魅力」と語る。東京都出身。 ◇悔しさ糧、体づくり 山岸翔輝投手(1年) 身長179センチで、右の上手投げ。130キロ台後半の直球とカットボールなどの変化球で勝負する。昨秋の関東大会決勝では終盤に登板し、連打を浴びて失点した。悔しさを糧に、冬は体力づくりを中心に練習を重ねた。 「甲子園でマウンドに立ちたい」思いでタイヤを押し、引きしてダッシュした。腹や背中に計10キロのおもりを付けて負荷をかけ、階段をダッシュして上る種目などに意識して取り組んできた。 小学1年から野球を始めた。最初は捕手、外野を経て5年から遊撃手。中学2年から投手に転向した。静岡県出身。 =随時掲載