固定残業代って一体何?具体的に教えて!
想定されている残業時間に関するトラブル
固定残業代を設けている会社のなかには「残業100時間分」のように残業の想定時間が設定されているケースがあります。 このようなケースの場合、実際の残業時間が想定時間を超えることがほとんどなく、支払われている手当に対し、残業時間が長すぎることによってトラブルが発生する恐れがあります。 ただし、想定時間が長すぎる場合については、「労働基準法」や労働者を守るために定められた「36協定」に反しているといった判断もあります。このようなケースの場合でも、就業規則や36協定の内容などによっては、残業代を請求できることもあるため、専門家に相談してみることをおすすめします。
固定残業代をもらっていると定時退社できない?
固定残業が月30時間のように設定されている場合でも、定時に退社して問題ありません。 残業を強制するものではなく、自身の業務が滞りなく終わっているのであれば、固定残業代をもらいながら定時退社が可能です。 ただし業務上必要な残業を正当な理由なしに拒否した場合には、業務命令違反に該当する恐れがあります。
定時退社しにくいケースも
固定残業代は、想定時間未満であっても全額支給されます。毎日定時退社したとしても法的には問題ありません。 出典 e-Gov 昭和二十二年法律第四十九号 労働基準法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部