【NFL】TEケルシーの成績向上に自信を見せるチーフス
リードHCは現地25日(水)、ケルシーはこれまでと同様に相手ディフェンスから注目されていると指摘しつつ、「彼が年をとっているとか、気が散っていると言っている人がいるのは知っているが、相手ディフェンスはそうは思っていない」と述べている。
チーフスは現在と昨季のケルシーに違いはないと見ている。昨レギュラーシーズンに申し分ない成績(レシーブ93回で984ヤード、タッチダウン5回)を残したケルシーは、プレーオフで再び頼りになる存在となり、スーパーボウル制覇を成し遂げるまでに挑んだ4試合でタッチダウン3回、355ヤードを記録した。
ケルシーが衰えているという話題に関しては、昨季のスーパーボウルの終盤で走ったシャロークロスのスピードが、GPSレーティングで自身の最高速度になっていたことが数字で示されている。つまり、ケルシーは依然として速いということだ。ケルシーは毎日練習を行っており、仕事に対する姿勢も変わっていない。チームにとって重要なのは、シーズン終了時にケルシーが身体的に消耗し切っていない状態にすることだ。3年連続のタイトル獲得を目指すチーフスは、ケルシーを万全の状態に保つ必要がある。
情報筋によると、ケルシーはチーフスのコーチ陣に対し、ボールを要求するのではなく、ボールを持つ機会がある選手たちで流れを作り続けるように伝えたという。フィールドでの自身のパフォーマンスに自信を持っているケルシーは、それがチームに必要なことだと理解している。チームはケルシーのエネルギーに支えられているのだ。
「トラブ(ケルシー)は問題ない」と語ったリードHCは「彼は懸命に取り組んでいる。衰えていないし、気が散っているわけでもない」と続けた。