広島・アドゥワは先頭打者に注意を払って投げてほしい 評論家が指摘
「広島9-3巨人」(19日、マツダスタジアム) 広島が今季初の同一カード3連勝で2位浮上。貯金も今季最多の3とした。先発のアドゥワ誠投手は5回0/3を4安打3失点で降板。打線の援護もあって4勝目を手にしたが、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は内容を評価しつつ先頭打者に対しての注意を求めた。 【写真】巨人・高橋礼がまさかの大炎上で1回KO 防御率1・37の右腕が想定外の大量失点 ◇ ◇ 先発・アドゥワは初回、どうなることやらと思って見ていた。1番・丸への四球からピンチを招いて3点を失ったけれど、やはり先頭打者への四球は禁物だ。 六回も先頭・吉川への四球から走者をためてイニング途中での降板。回の初めの打者を四球で出すと相手も波に乗るし、首脳陣の信頼も薄らいでいく。打線の援護もあって白星が付いたように本人にはツキがある。その運を逃してはいけない。投球内容自体は悪くなく、二回から五回までは素晴らしい投球を見せてくれた。それだけにもう一度、先頭打者には注意を払って投げてほしい。 そして六回無死一、二塁で登板して3者連続三振を奪った森浦の好投にも触れたい。三振は全て、チェンジアップの空振りで、打者が分かっていても打てないという印象を受けた。昨年はチェンジアップの制球に苦しんで四球から自滅する傾向にあったが、今年はそんな場面が見受けられないよね。今年は相当、活躍できるんじゃないかな。 今季初の同一カード3連勝で火曜日からは首位・阪神と3連戦。楽しみは増えてきただけに、いい形で臨めると思うよ。