「拷問ストレッチ」なのにハマる!10分間寝るだけで運動しない人でも体が若返る「胸椎伸展」って?
胸椎伸展は、そんな「前屈みがデフォルトになった体を、強制的にリセット」するストレッチです。基本、10分連続で行うのが、圧倒的な効果が出る理由。身体の変化は、やったその日からわかるものから、数日、または数週間で現れるものもあります。見た目の変化が出てくるには時間がかかりますが、効果自体は即、体感できます。 たとえば、「反り腰が改善して腰痛がなくなる」「自律神経が整い、寝つきがよくなる」「下っ腹がへこみ、ウエストが細くなる」といった効果が期待できるそうです。
■二重あご、たるみも解消!「胸椎伸展」超初級編 胸椎伸展は、3分やれば3分のよさを実感し、10分やれば10分やっただけの効果を実感できます。それは体の変化のスピードにも同じことがいえます。何分やるかは、自分次第。自分に合ったやり方でトライしてみてください。 まずフォームローラーを使って胸椎伸展を行いますが、実は、この段階がいちばんきついかもしれません。なぜなら、今が一番、体が硬いからです。でも大丈夫。体は驚くほど変わってくれます。フォームローラーを背中に当てて、まずは3分を目指しましょう。
フォームローラーを当てる位置が正しくないと、胸椎がうまくしならなかったり、腰を痛めたりする原因になります。
■(1)ヨガマットの上に座って足をヨガマット幅にセット タイマーを手の届く位置に置き、10分にセットして、あおむけに寝ます。
■(2)フォームローラーを入れる 腰を上げ、一番下の肋骨にフォームローラーの下端を当てて、フォームローラーの上に体をおきます。後頭部がヨガマットに着いた状態をキープ。
■(3)息を吐くことに集中して全身、脱力する 両腕を上げて両手を頭の下で組み、呼吸をゆっくり繰り返します。吐くときに、全身の力を抜いて、頭も、お尻も脱力。足や股関節も緩めていきましょう。 胸椎がしなっていくとき、骨が動くので痛みを感じます。「折れるんじゃないか」と思うような痛みですが、このストレッチは、感覚が鋭敏になるのでそう感じるだけ。大丈夫です。通院中の人は主治医の許可をとってから行ってください。 まずは3分やってみましょう!30秒休んで、もう2セット行います。慣れてきたら5分×2セットに、さらに慣れたら、10分連続で行います。始めたその日から、身体の変化をしっかり感じられるはずです。