【ハイライト動画あり】少ないフェーズで、両チーム合わせて12トライ。攻め合いは、明大が僅差で東海大に勝つ
節目の第30回だった。 6月16日(日)、熊谷ラグビー場で埼玉ラグビーフェスティバルが開催された。 【ハイライト動画】明治大学 vs. 東海大学
リーグワンに昇格したセコムラガッツ、ヤクルトレビンズの埼玉勢対決や、女子ラグビーのほか、様々なイベントが催された一日。 そのメインゲームとして組まれたのが明治大学×東海大学だった。
関東大学春季交流大会Aグループで、明大は過去4試合に2勝1敗1引き分け、東海大は2勝2敗。ともに、この日の試合を同大会最終戦として迎えた。 結果は40-38で明大の勝利。両チーム合わせて12トライを挙げる攻め合いとなった。
立ち上がりにチームカラーを強く示したのは明大だった。 開始1分、WTB坂本公平がトライを奪ったときの流れは素晴らしかった。 東海大の蹴ったキックを受けたFB金昂平が鋭くカウンターアタックを仕掛けると、FL利川桐生、SH柴田竜成、LO田島貫太郎がオフロードパスなどを使ってタテに突破を繰り返す。 その仕上げをしたのが背番号11だった。
9分には東海大のラインアウト後に相手のハンドリングミスからターンオーバーすると、すぐに大きくボールを動かした。 右外でパスを受けたWTB安田昂平がキックを蹴り込むと、チェイスしたSH柴田がインゴールに入る。 12-0とリードした。
反則も重なり、自陣に攻め込まれた明大は、15分にはモールから東海大にトライを許した。 しかしこの日、紫紺のジャージーは、先手、先手と先を歩いた。
敵陣深い位置の左ラインアウトから攻めたのは24分だった モールに固執せず、スペースに走り込んだCTB山田歩季にフラットパスを出してトライ。その4分後には自陣でのスクラムから左に展開し、BKが一次攻撃で攻略。WTB坂本が走り切った(26-7)。
試合開始からの29分で、2T3Gの16点を挙げた坂本は、この春に大きく存在感を示した4年生だ、 東福岡高校出身。昨季まで、公式戦は3年時の春季交流大会に2試合出場しただけだった。