茨城、京都にBプレミアライセンス交付と発表【バスケ】
Bプレミアライセンス交付クラブは24クラブに
12月19日、Bリーグは同日開催された理事会にて、Bプレミアライセンス審査(4次審査)を実施。結果、茨城ロボッツと京都ハンナリーズの2クラブに対し、Bプレミア ライセンスを交付すると発表。両クラブは入会審査にも合格しているため、2026-27シーズン B.LEAGUE PREMIERに参入が決定した。 昨年発表されたとおり、Bリーグは2026年シーズンより、「B.革新」と銘打ってリーグ構造の大改革を実施する。これには、①戦力(事業力・競技力)の再編による均衡した戦いを提供するためのライセンス基準の引き上げ、②競技成績による昇降格を廃止し、ライセンス基準を満たすことで新B1入会の基準となるエクスパンション型リーグへの移行、③サラリーキャップ等、アグレッシブな制度設計という3大項目がある。また、リーグは「B.LEAGUE PREMIER」、「B.LEAGUE ONE」、「B.LEAGUE NEXT」の3部制に移行する。 Bプレミアについては、これまで1次、2次、3次審査(それぞれ参入条件が異なる)までが行われ、22クラブに2026-27シーズンBプレミアライセンスを交付していた。今回は、4次審査(①2023-24シーズンでの平均入場者数が4,000人以上、②2023年度売上高12億円以上、③アリーナ要件*クリア)が行われ、茨城、京都が参入を認められることになった。 *=新設・改修を問わず5,000席以上、かつ2028-29シーズン開幕までにスイート、ラウンジ、トイレなどが整備されたホームアリーナを確保すること。また対象シーズンの2年前にカーディング編成(対戦カードの決定)を行うため、9月から翌年5月末までの期間において、89日以上の日程を確保すること。そのほか音響、座席、警備体制等の諸条件あり この決定を受けて茨城はオフィシャルサイトでライセンス獲得を報告。川﨑篤之代表取締役社長からは「ようやく新たなステージの入口に立つことができました。2026年に向けて準備を重ね、2031年には“日本一”を目指してクラブをさらなる成長へと導いてまいります」と意気込みが発表されている。また京都も同じくオフィシャルサイトでライセンス獲得を報告し、竹之下仁八代表取締役会長からは「皆様と一緒に高みを目指して歩んでいける、そのスタートラインに立てたこと、改めて感謝申し上げます」と、松島鴻太代表取締役(共にスポーツコミュニケーションKYOTO)からは「まだまだ険しい道は続きますが、クラブを信じ、私達と共に、まだ見ぬ山頂へと登っていただければ幸いです」とメッセージを発表している。 <2026-27シーズン B.LEAGUE PREMIER参入クラブ 審査結果(4次審査 12月19日発表分)> ・茨城ロボッツ 平均入場者数:4,619名 売上高:12億円以上([連結等売上高基準]に基づき判定を行い、基準充足) ホームアリーナ:「アダストリアみとアリーナ」改修/2026年4月開業予定/観客席数(バスケ興行時)5,031席 ・京都ハンナリーズ 平均入場者数:4,345名 売上高:12億円以上 ホームアリーナ:「京都アリーナ(仮称)」新設/2028年10月開業予定/観客席数(バスケ興行時)8,925席 <2026-27シーズン B.LEAGUE PREMIER参入クラブ一覧(2024年12月19日時点)> ◾️1次審査 宇都宮ブレックス 千葉ジェッツ アルバルク東京 川崎ブレイブサンダース 琉球ゴールデンキングス ◾️2次審査 レバンガ北海道 仙台89ERS 群馬クレインサンダーズ アルティーリ千葉 サンロッカーズ渋谷 横浜ビー・コルセアーズ 信州ブレイブウォリアーズ 三遠ネオフェニックス 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 島根スサノオマジック 広島ドラゴンフライズ 佐賀バルーナーズ ◾️3次審査 富山グラウジーズ 5クラブ シーホース三河 滋賀レイクス 神戸ストークス 長崎ヴェルカ ◾️4次審査 茨城ロボッツ 2クラブ 京都ハンナリーズ