ユナイテッドアローズの20代向け新シューズブランド 1万5000円以下で攻めたデザインに
4月に発売した第一弾商品は、変形ウエッジヒールが特徴的なメタリックシルバーのパンプス(1万3200円)が象徴する大人モードな雰囲気と、きらびやかなピンクのスパンコールを全面に配したスクエアトゥのバレエシューズ(1万2100円)などの華やかな雰囲気の2つのテイストを軸に企画した。加藤担当は、「共通して開放的で前向きなエネルギーを感じてもらいたいと思った。過去の職場ではいろいろなメーカーやブランドを見てきたが、売れる商品を作ろうとするとデザインが控えめになる傾向があった。『シー』では、それをしてしまうと逆に他社と差別化が出来ない。思い切って一歩踏み込んだデザインに挑戦している」と話す。
大ぶりなビジューを散りばめたスポーツサンダル(1万4300円)は、ソールの縁にも小さなスタッズを配してデコラティブに仕上げた。きゃしゃなTストラップのサンダル(1万3200円)は、クリアヒールを組み合わせモードかつ清涼感のある印象に。共通して使用している中敷は、履き心地を考慮して厚みがあるものを採用した。市場で人気のフラットシューズはバリエーション豊富にそろえると同時に、7cmヒールをメインにスタイルアップを叶える提案にも重きを置く。デザイン性を担保しつつも、海外で生産したり合成皮革を採用したりすることでコストを抑える。
今後はターゲット層世代の店舗スタッフの声を取り入れながら、商品をアップデートしていく。また定期的に新作を出しインスタグラムを中心に訴求することで、接点を増やす。