「僕も五輪は出られなかったから」 久常涼が古江彩佳のメジャーVに感じたこと
◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(16日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71) 【画像】凱旋帰国した古江彩佳 前週の海外女子メジャー「エビアン選手権」で古江彩佳が優勝を果たした。6月「全米女子プロゴルフ選手権」で「パリ五輪」の代表入りを逃した3週後に、フランスでのメジャー制覇。久常涼は「僕も五輪には出られなかった。古江さんも悔しかったと思うので、優勝されて良かった」と、古江の快挙を喜んだ。 「僕も縁がある土地だと思った」というフランスは、久常が昨年「カズーオープンdeフランス」で欧州ツアー初優勝を挙げた国。8月1日に開幕するパリ五輪ゴルフの代表入りを目指したが、代表は松山英樹と中島啓太に決定した。
「今回五輪には出られなかったのは、メジャーやPGAツアーでもう少し頑張れよ、という意味合いもあると思った」と受け取り、改めてメジャーで成績を出すことに切り替えて全英へ。開幕を控える中で、古江のメジャー制覇のニュースを知った。 エビアン選手権の会場であるエビアンリゾートGCでは、2016年「エビアンチャンピオンシップジュニアカップ」で個人戦と団体戦で優勝を挙げている。「コースは今でも鮮明に覚えていて、日本人が得意なコースというイメージがある。すごいですよね」と回顧する。
古江と同学年で、ナショナルチームでともに海外転戦をしてきた中島啓太も、今週の練習ラウンドを回っている最中に古江の優勝を知った。「チームメートからメジャーチャンピオンが出たのはうれしいです」と刺激を受けて、自身3度目の全英オープンを迎える。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)