【若駒ピカイチ】2億円ホース、エリキングは豪華な母系の出身 センスの高さを感じさせる好内容で新馬勝ち
◆エリキング(23日、京都新馬、芝1800メートル)=栗・中内田、牡、父キズナ、母ヤングスター、母の父ハイシャパラル 《戦評》道中は緩いペースだったが、中団外めで折り合って運ぶ。3、4コーナーの坂の下りを利用して加速しながら直線に向かうと、危なげなく抜け出した。レースセンスの高さを感じさせる内容だった。 《血統》3代母が英愛オークスなどGⅠ5勝の女傑ユーザーフレンドリーで、母ヤングスターも豪GⅠBRCクイーンズランドオークスの勝ち馬という豪華な母系。藤田晋オーナーが昨年の1歳セレクトセールで2億1000万円(税抜き)で落札した良血だ。 《将来性》川田騎手は「順調にここまで進んできて、レース自体もいい内容で、勉強できる競馬ができました。このあとも順調に育ってくれれば」と振り返った。操縦性が良く、気性も真面目で課題らしい課題は初戦では見せなかった。順調にスケールアップしていけば、来春のクラシック戦線の主役候補になるだろう。(増本隆一朗)