「おいしい仕上がり」大分県産白ネギの旬入り宣言 鍋料理の季節に合わせ生産者PR
西日本一の生産量を誇る大分県産白ネギの旬入り宣言式が10日、大分市豊海の市公設地方卸売市場であった。鍋料理がおいしくなる季節に合わせ、生産者らがPRした。 農家でつくる大分白ねぎ連絡協議会などが主催。この日は県内各地から約4・2トンが集まった。和泉陣会長(49)=豊後高田市呉崎=が「厳しい気象環境の中、生産者のたゆまぬ努力でおいしく仕上がっている。少しでも多く、食卓に届けてほしい」とあいさつし、旬入りを宣言した。 競りの最高値は3キロ箱2200円(昨年比700円高)で、1キロ平均は536円(同241円高)だった。 JA全農おおいたによると、夏場の酷暑で生育が遅れている。緩やかに回復するものの、年内は細めが中心になるという。本年度の出荷量は4630トンで、当初計画の約7割に減る見込み。販売先は九州内が全体の53%、関西が25%などとなっている。