ガストで1990円のフレンチコース 外食業界で進む価格の「二極化」【WBS】
ファストフードでも二極化
一方、ファストフードチェーンの「ウェンディーズ」でも二極化に対応したメニューがあります。今月7日から販売している「北海道まるごとバーガー」(1650円)です。 バンズには北海道産の小麦を100%使用しているほか、チーズやマッシュポテトも十勝産と北海道の素材にこだわりました。ウェンディーズは去年トリュフを使った高級路線のハンバーガーを期間限定で販売。想定の1.3倍の売れ行きで手応えを感じたといいます。 「商品の価値が見合っていれば、価格にかかわらず選んでもらえる」(「ウェンディーズ・ジャパン」紫関修社長) 高価格帯のメニューはパスタでもあります。イタリア産の黒トリュフをふんだんに使用した「本気(ガチ)黒トリュフの濃厚ホワイトクリーム」(1120円)。一方で、同時に販売を開始したのはバターソースのパスタにベーコンを加えたシンプルな「やみつきベーコンバター」(620円)。今までパスタは800~950円のものを主力にしてきましたが、二極化戦略で新たな効果を期待します。 「今までファストフード店を使わなかった客にも使ってもらう。円安でなかなか利益が出ない中で、少し高めの商品で利益を稼いでいく」(紫関社長) ※ワールドビジネスサテライト