体験、アートなど楽しむ ハンドメードイベントにぎわう 奄美大島龍郷町
鹿児島県奄美群島出身・在住のイラストレーターやハンドメード作家による作品販売イベント「アンカリモーレ」(荒波のやどりなど主催)が17日、龍郷町の同施設であった。島内の飲食店やアート作家など12ブースが出店し、地元住民を中心に多くの人でにぎわった。 アンカリモーレは方言で「みんないらっしゃい」の意味。イベントを通して人との出会いの場を創出することで、芸術作品のアイデア着想や地域活性化を目的に、4月から毎月1回開催している。 この日の目玉は通信制高校に通いながら奄美市名瀬の前川水産で魚をさばく技術を学んでいる、地元在住の森吉一喜さん(16)による魚さばきショー。勤め先から提供されたアオダイを3枚に下ろし、昆布締めや湯引きした切り身をお造りにする工程を披露した。 このほか、秋名幾里集落スタンプラリーや米粉を使ったパンの作り方の指導などの体験プログラム、陶器など雑貨販売、軽食販売もあった。 秋名集落在住の山田ヤヱ子さん(81)は「いろいろな雑貨や飲食物を取り扱っていて、いつも楽しみにしている。地元でこういったイベントがあるのはありがたい」と話した。