高成長のインド株で過去1年のパフォーマンスが際立つ、「東京海上・インド・オーナーズ株式オープン」快進撃の背景
――「インド・オーナーズ株式オープン」が着目するインドのオーナー企業の特徴は?
「インド・オーナーズ株式オープン」が定義するオーナー企業とは、経営者が10%以上の持ち分比率を持つ主要な株主であり、かつ、経営の実権を握っている企業です。オーナー企業の特徴として、中長期の目線で企業の存続や成長を見通した投資や経営戦略を打つ傾向が強いという点が挙げられます。当ファンドは、インドの優良なオーナー企業の株式に厳選して投資するファンドです。
インド企業の約6割がオーナー企業であり、オーナー企業は相対的に中型企業が多く、かつ、業種も多岐にわたっていることから、様々な投資機会があります。インド人経営者というと、マイクロソフトのCEO兼会長のサティア・ナデラ氏、アルファベット(グーグル)CEOのサンダー・ピチャイ氏、スターバックスCEOのラクスマン・ナラシムハン氏など、世界的なトップ企業のCEOを務めています。英語が準公用語で、高い教育水準があり、言語や宗教などの多様性が世界水準の経営者を生み出す土壌になっていると考えられます。インド国内の企業にも、非常に優れた経営者がいます。
過去のバックテストを行っても、インドのオーナー企業に均等投資した株価指数は、MSCIインドを大幅にアウトパフォームしています。実際に経営者との面談を実施し、経営者として優れた経営力があると判断され、持続的な成長が期待できる企業に厳選投資することによって、中長期的にインデックスを上回る運用成果をめざします。
当ファンドと同じ投資哲学で日本株で運用する「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」は既に10年以上の運用実績のあるファンドですが、非常に優れた実績を残しています。成長市場であるインドの株式に、このノウハウを当てはめて投資すれば、日本株同様にインデックスを上回るパフォーマンスが期待できると考えました。
――「インド・オーナーズ株式オープン」のパフォーマンスは、過去3年ではMSCIインドに劣るものの、過去1年ではMSCIインドを上回り、かつ、競合するインド株式のアクティブファンドを上回る実績を残しています。何が変わったのですか?