朝倉海 格闘技の才能に気づいた瞬間は兄・朝倉未来との“無観客マッチ”だった
12月7日(日本時間8日)にUFCデビューを果たす朝倉海(31)が、総合格闘家人生の「原点」について語った。UFCフライ級王者パントージャとの大一番に向けて公開されている、U-NEXT格闘技公式YouTubeチャンネルの動画内で「あれがきっかけで自分に格闘技の才能があると気づけた」と高校3年生の時に起きた出来事を回顧した。 【動画】朝倉海が格闘技の才能に気づいた瞬間を激白 ある夜、兄・朝倉未来とその友人に呼び出され、地元の暗い夜道でスパーリングをさせられた。友人の間では無敵だった未来のパンチを、海は次々とかわし、攻撃に転じては打撃を当てた。 巌流島決戦を思わせる”無観客マッチ”の様子は、未来の友人によって撮影されており、今回のYouTube動画の中でも公開されている。 朝倉海:小さいころにさんざん兄貴とよく一緒に遊んでいて、危ないことをたくさんやらされていたので、恐怖心があんまりなくなっていたんですよ。僕の中で。怖くて目をつぶっちゃってとかになると(相手の攻撃が)見えなくなりますけど、僕はそこに恐怖心がそんなになかったのが大きかったかなと。 念願のUFCデビューは、タイトルマッチをメインイベントとして行うという異例の形になった。団体が大きな期待を寄せている何よりの証だ。世界が注目する一戦を前に、朝倉海は格闘家人生の原点となった一夜を思い返しながら「あれがきっかけで格闘技始めたので、今思えば感謝ですね」としみじみと語った。