美しくも大胆な“ゴマキ”を堪能できる写真集「flos」が発売!
記者会見での一問一答はこちら!
■「後藤真希 写真集 flos」発売記念記者会見一問一答 ――写真集「flos」発売を受けて、今の率直なお気持ちをお聞かせください。 後藤 今回写真集は3年前に出した「ramus」よりも期間をかけて撮影できたんですけど、本当にボリュームも前回よりアップしてすごくいい作品に仕上がったなと思ってうれしく思っています。 ――周りの方からはどんな反響が届いていますか? 後藤 ファンの声を聞くと「ページをめくってハッとした」っていう方が多かったです(笑) ――前回の写真集「ramus」と大きく異なる点や、制作にあたって意識したこだわりは? 後藤 前回は仕上がりは本当によかったんですが、撮影は2日間だったんです。でも今回は冬の山形に二泊ぐらいと、夏の(韓国)済州島にも二泊三日で行ったりしての撮影でしたので、たくさんのいい写真が撮れたなって思っています。あとは(前回は10年ぶりと)久々の写真集ということもあってので、撮影前から多少緊張みたいなものがあったんですが、今回はそういうこともなく。本当にいい現場で、自然体でいられるような感覚でできました。 ――後藤さん主導で制作が進んでいったとのことですが、制作にいたる経緯などお聞かせください? 後藤 去年の秋を過ぎたぐらいに、私からマネージャーさんとかに「ちょっと写真集撮ってみませんか?」みたいなことを言って、講談社の方とお話しをする機会を作っていただきました。なんで「今」かというと「なんか私、今出したらいい作品撮れる気がする」という、なんとなくフワッとした自信みたいなものが生まれまして(笑)。過去作を振り返ってみると、自分から「よし、撮ろうよ」みたいな感じで写真集の製作にあたったことがなく、今回初めてといっていいぐらい自分発信ができたんです。そういうのってすごく大事なことなんだなって思いつつ、そこからあっという間に衣装合わせが始まり、2月の山形での撮影となりました。 ――山形と済州島の撮影のようすについてお聞かせください。 後藤 山形は撮影時期が2月の末あたりだったんです。雪と私を撮りたくて山形に行ったんですけどものすごく天気が良くて。雪が積もってる場所が限られていたので、雪を求めてあちこちさまよった感じでした。寒い中だったので撮影中に食べた玉こんにゃくが、すごく美味しかったのがいい思い出です。済州島はプライベートでも行ったことがない初めての場所でした。海に囲まれていて、サボテン公園での撮影中も「こんな崖近くにサボテン公園があるんだ」とすごくビックリしたのと、あと食べものがすごく美味しくて。撮影終わりに食べたプデチゲが美味しすぎて三杯も食べちゃいました。あとは撮影終わってジャグジーに入ってたんですけど、天井からクモがぴょんぴょん糸でつたって降りてきて私のところに近づいてきて。ずっとジャグジーの水をかけながら戦ってました(笑) ――ファンもビックリする写真がいろいろ収録されていますが、撮影にはどんな決意で臨まれたんですか? 後藤 決意みたいな堅いものは自分の中にはなくって。多分ファンの皆さんがハッとしたシーンっていうと「あれかな?」「これかな?」っていうのが頭の中に浮かんでくるんですけど、スタッフさん全員「今からすごいの撮るぞ」みたいな雰囲気はなく。出来上がって見てみたらハッとするシーンはありましたが、ワーキャーやりながらの楽しい撮影ではありました。 ――済州島で撮影されたというお気に入りのカットについてお聞かせください。 後藤 あの写真は済州島に着いたその日に撮影した中でも最後の方のものになるんですけど、本当に楽しくて(笑)。スタッフの皆さまと話していたときの笑いがこぼれた瞬間の写真だったりするんですが、自分で見ても「いい笑顔してるな」って思って。そこがお気に入りのポイントです。 ――撮影にあたってボディメイクやケアなど特別なことはされたんですか? 後藤 よくいう“桃尻”みたいなのがあるじゃないですか。あれにちょっと憧れていて。なので歯磨きをしてるその隙間時間にながらでできるような、“桃尻”に効くようなエクササイズをちょっとやっていました。あとは体重を落とすっていう意識よりも、常に同じ体重をキープするといった意識でやっていましたね。 ――歳を重ねる毎に美しさが増している感じがしています。若さの秘訣というと? 後藤 過去の自分をインスタで見たりYoutubeで振り返って見たりすることがあるんですが、何が違うかっていうと「けっこう食べてるな、今」と思ってて。とにかく痩せすぎないとか、そういったケアがちょうどいい感じなんだと思うのと、あとは常に日々ライブのとを頭でイメージすることですかね。「ライブでこういう衣装着たいな」とか「こういうステージにしたいな」とか思うと、なんとなく意識的に身体も維持できているので。そういうことが全部繋がっているんだと思います。 ――ファンをはじめとした多くの人たちに、この写真集のどんなところに注目して見てもらいたいですか? 後藤 前回の写真集と同じスタッフメンバーにやっていただいているんです。そのおかげもあって本当に家族のような雰囲気で撮影できたので、笑顔も前回より増えたりとより一層ナチュラルな部分が出ていると思います。あと前回の写真集「ramus」はラテン語で「枝」、今回の写真集「flos」は「花」という意味がありまして、「枝」から「花」へ進化したような繋がりをもたせたいと思いながら作らせてもらいました。 ――気の早い話ですが、次回作を出すとしたらどこに行ってみたいとかありますか? 後藤 よくヨーロッパあたりをオススメしてくれる方も多いので、「それもいいな」と思いつつ。でもヨーロッパまで行ってしまうと、「どういう風なビジュアルで撮影したらいいんだ?」と迷いも出てしまうので、なるべくナチュラルな雰囲気が出るような場所なら逆にどこでもいいというのはあります。 ――芸能生活25年を振り返っての感想をお聞かせください。 後藤 本当にいろんなことがたくさんありました。でもモーニング娘。の在籍期間がたった三年間だったんです。自分の中ではその三年間だけでもいろんな経験が出来たなと思います。あとはエーベックスに所属してから、タレント活動やモデル活動、アーティスト活動をやらせてもらっている中で、25年経った今だからこそ、いろいろなことが自分発信で出来るのかなと思っています。 ――25年前に今の自分というのは想像出来ましたか? 後藤 全く思ってなかったです。25年ってすごいですよね。でも周り方を見渡すと、浅野ゆう子さんも50周年とか、小林幸子さんも60周年とかすごい方々がたくさんいるので、「25年なんて全然じゃん!」というのもあります。 ――今年一年を振り返ってどんな一年でしたか? 漢字一文字でお聞かせください。 後藤 今パッと思いついたのは活力の「活」みたいなそんな気持ちです。25周年に向けていろいろ仕掛けを打ってきた年でもあるので、楽しいことをばかりをいろいろ想像しながら、いかにファンの皆さんに感謝の気持ちを返していけるかという年でした。 ――今後のお仕事の展望やプライベートで挑戦してみたいことなどありますか? 後藤 お仕事ではデビュー25周年を迎えていて、この写真集も「25周年にピッタリだよね」という気持ちで出させてもらっています。そんな25周年はまだ続いていきますので、この期間に皆さんにもっと喜んでもらえるような企画だったり、自分も楽しめるようなことをできたらいいなと思っていますね。プライベートでは、ずっと言ってるんですけどジムに行ったりとか、身体を本格的に鍛えてみたいという気持ちがあるので、それを始められたらいいなって思っています(笑) ――最後にこの写真集に点数を付けると何点ですか? 後藤 自分で点数を付けるといろいろ考えなきゃいけないんですが。でも写真集のタイトルの「flos」=花という意味から考えると、花を綺麗にいろんなところに咲かせてみたいと考えると……「∞(無限大)」ということにしておきましょうか(笑)。三年ぶりとなる写真集「flos」は自分で見てもハッとする写真集ではあるんですけど、25周年にふさわしい良い作品を残せたなという気持ちでいっぱいです。一人でも多くの人に見てもらえるように頑張っていきたいと思います。
ライター 川畑剛