北米の「GRカローラ」がダイレクトオートマチックを搭載して劇的に進化。MTに負けない変速スピードを実現。
DATの採用でよりスポーツドライビングが手軽に楽しめる!
北米トヨタは2024年8月1日(現地時間)、GRカローラに新開発したダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)を搭載して発売することを発表した。 【写真はこちら】北米仕様の2025年モデルGRカローラ。エクステリアもリフレッシュされている。(全12枚)
改良型(2025年モデル)のGRカローラは、パドルシフト付きの8速GAZOO Racingダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)を搭載しているモデルを設定するのが最大の特徴だ。 DATの設定により、マニュアルトランスミッションの走りを楽しむ人も、ハンドリングを重視する人も、スポーツカーのドライビングを存分に楽しめるようになる。 また、改良型GRカローラはエンジントルクを370Nmから400Nmに引き上げたほか、サスペンションをチューニングするなど、より高次元の走りを実現する。 さらに内外装にも変更が施されている。エクステリアではフロントバンパーの形状が見直されたほか、オプションの冷却コンポーネントを収めながらも、同時に空力性能を向上している。 一方、インテリアでは新しいトリムを採用して、ダークでスポーティな雰囲気を持たせながら、心地良い食感を提供している。
GAZOO Racingダイレクトオートマチックトランスミッション
素早い変速と最適なギア選択を可能にしたのが8速GAZOO Racingダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)だ。DATの制御はスポーティな走りに最適化されており、ブレーキの踏み方やアクセル操作を感知して最適な変速タイミングを予測。ドライバーの意図を反映したギア選択をプロドライバーに近い速さで実現する。 DATによりドライバーは加速、減速とステアリング操作に集中できるようになり、プロではないドライバーでもサーキットをより速く走ることができる。 トヨタGR開発チームはサーキットやラリーでの走行を参考にして、DATのギア比を設定。DATのシフトポイントを最適化し、エンジンパワーとトルクを車輪に最大限に伝え、最適なパフォーマンスを実現。 また高速巡航時には回転数を抑える8速DATによって、高速道路では効率的な走りを可能としている。 GRカローラには「スポーツ/ノーマル/エコ/カスタム」の4つのドライブモードを設定する。DATはスポーツドライブモード専用に設定されており、エキサイティングな走りを実現。世界中のサーキットでテストが行われてきたという。