電車で通り魔に遭遇 避けるための4つの予防策と直面してしまったときの対処
自分の身は自分で守る――不測の事態には常に備えておくのが大事
通り魔はいきなり切りつけてきたり、危害を加えてくるので、いつ事件に巻き込まれるのかはわかりません。しかし、何か予防策をしているかどうかで被害にあう確率は大きく変わります。 鉄道会社、車両により緊急通報ボタンや緊急停止ボタンの位置は異なりますので、予め自分が通勤などで使う車両のボタン設置場所は確認が必要です。地下鉄などでは降りるほうが危険な場合もあり、そのような車両ではあえてドアを開けるドアコックの位置は明確にされていません。通常は、ドア上部広告表示部分端にあります。蓋を開け赤いレバーを引くなどすると開くようになっている場合が多いです。緊急通報ボタンは出入り口付近などにわかりやすく設置されていますので、カバーを外して押すなどそこに明記されている指示通りに操作を行ってください。 電車内で切りつけられるなどの通り魔に関しては、全く関係のない赤の他人からの攻撃なので、予めその人物を避けるなどの対策はできません。それだけにそんな目に遭わないために自分が何をするか?どう備えるかで変わってきます。危機管理を行うことで被害を最小限に抑えましょう。備えあれば憂いなしです。 (制作協力/シオン) -------------- 京師美佳(きょうしみか) 防犯アドバイザー/犯罪予知アナリスト 防犯アドバイザー、犯罪予知アナリストとして、情報番組やNEWS番組などメディアにも多数出演。元警察署長の父や刑事の姉を持つ防犯のサラブレッドとして、セキュリティ全般の知識を活かし講演やYouTube防犯チャンネルなど啓蒙活動も行う。2009年一般社団法人全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事就任。