JFEエンジニアリング、橋梁工事にCO2フリー電力使用
JFEエンジニアリング(社長・大下元氏)は30日、橋梁工事で二酸化炭素(CO2)フリー電力を活用する取り組みを始めたと発表した。再生可能エネルギーを電源とすることでCO2排出を実質ゼロにする。業界に先駆けて橋梁工事にCO2フリー電力を導入し、環境負荷低減に貢献する。 第1弾として国土交通省関東地方整備局から受注した長野県松本市の国道19号・歩道橋建設工事に、新電力子会社アーバンエナジー(社長・小林厚氏)から調達したCO2フリー電力を使用する。 同工事ではこのほか、主な建設機械の燃料として、通常の軽油と比べCO2排出が少ないユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」も採用。電力と合わせて環境負荷低減につなげる。 工事は昨年5月に着工しており、24年3月に完工予定。環境負荷の低減効果を検証し、他の橋梁工事でのさらなる活用を検討する。