大阪府泉大津市長選 立花孝志氏は及ばず 現職の南出賢一氏が3選「泉大津の名前が全国に広がるチャンス」
任期満了に伴う大阪府泉大津市長選が15日、投開票され、3選を目指す無所属現職の南出賢一氏(44)が当選を確実にした。政治団体・NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(57)は及ばなかった。 【写真】ごぼうの党・奥野卓志代表とのセッションも実現 南出氏は、市立図書館の整備や急性期メディカルセンターの開業など、市長としての2期8年の実績を強調。「街の資源を使って、皆さんの安全安心を守っていきたい。泉大津で住むことの安心感や魅力を高めていきたい」と訴え、中学校給食の自校調理化やオーガニック給食の推進、泉大津駅への特急停車化実現を目指すなどの公約を掲げた。 日本維新の会前代表の馬場伸幸衆院議員(59)や、自民党の杉田水脈(みお)前衆院議員(57)、泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長(51)が応援演説に訪れたほか、政治団体・ごぼうの党の奥野卓志代表(50)とのセッションも行われ、そうそうたるメンバーが南出氏の支持をさらに広げた。 午後10時10分、当確が伝えられると、同市内の選挙事務所は大きく沸いた。南出氏は「立花孝志さんが出てきたことで選挙が荒れるんじゃないかと思ったが、逆に泉大津が全国に広がるチャンスじゃないかと思った。立花さんともお話させていただいたが、お互いに誹謗中傷もなく、終わってからも『泉大津のためにできることがあれば』ということで、YouTubeチャンネル出てくださいと。先輩、よろしくお願いします。立花さんにも心から改めて感謝申し上げます」と、選挙を盛り上げた立花氏に感謝した。 立花氏は、自身のSNSでの発信力をアピール。商店街へのYouTuber誘致や同市へのふるさと納税寄付額を現在の10倍の70億円にするなどの公約を掲げ、市民サービスへの還元をアピールしたが、南出氏の3選を止めることはできなかった。 投票率は、44.07%(前回37.80%)だった。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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