ありそうでなかったLDAC対応、MEMSスピーカー内蔵でハイレゾ級伝送の「Aurvana Ace Mimi」
ハイレゾ級ワイヤレスの定番コーデックLDACに対応 【もっと写真を見る】
クリエイティブメディアは1月7日、完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Creative Aurvana Ace Mimi」を直販限定で販売すると発表した。1月7日開催のCES 2025に合わせたもの。 xMEMSのドライバーを採用したシリーズの第3弾で、パーソナライゼーション技術の「Mimi」やLDACコーデックにも対応している。従来モデルはaptX Adaptiveには対応していたが、LDACには非対応だった。直販価格は1万9800円で、発売は1月中旬を予定している。 両方のコーデックに対応する他社製品もあったが、比較的リーズナブルな価格でMEMSスピーカーのレンジの広い高域再現、ハイレゾ級の伝送などを楽しめるメリットがある機種だ。 MEMSスピーカーを内蔵するAurvanaシリーズは「Aurvana Ace」と「Aurvana Ace 2」に続くもの。連続再生時間が1時間長くなっているほか、96kHz/24bitのハイレゾ級伝送が可能なLDACに対応したのが主なポイント。Mimiのパーソナライズ機能は、スマホアプリで聴覚テストを実施することで利用できる。音質を最適化することで、埋もれがちな楽器音などが際立って聞こえ、音楽の魅力を再発見でき、より詳細な音楽に没入できると説明している。 アクティブノイズキャンセリング機能を装備。xMEMSのドライバーと10mm口径のダイナミック型ドライバーを使用するハイブリッド型のドライバー構成となっている。Bluetooth 5.3に準拠し、LDACのほかLC3、AAC、SBCに対応。周波数特性は5Hz~40kHz。全指向性のMEMSマイクを3基装備しており、AIノイズ低減エコーキャンセレーション (AI NR ENC)機能を利用することでクリアな通話ができるという。 本体はIPX5相当の防滴仕様で、ワイヤレス充電にも対応。バッテリー駆動時間はイヤホン本体のみで約7時間。ケース充電を併用すると約28時間となる。本体重量は約4.7gで、充電ケースの重量は約37.2g。カラーはミッドナイトブルーの1色展開だ。 CESでは、サラウンド対応のゲーミングチェアなど、参考出品も! なお、米ラスベガスで現在開催中のCES 2025では、新製品のAurvana Ace Mimiに加え、近日登場予定の「Creative Aurvana Ace SXFI」も展示されている。こちらは、空間オーディオ対応のxMEMSドライバーを搭載したワイヤレスイヤホン。こちらもデュアルドライバー構成で、クリエイティブ独自の「Super X-Fi Gen 4」技術を採用している。 また、没入型オーディオに対応したゲーミングチェア「T0 Aurena ゲーミング チェア スピーカー システム」も展示。ゲーミングチェアはTGIFのものとなる。「SoundBlaster CMSS3D+ テクノロジー」を使用してサラウンドサウンドをコンパクトに実現。FPSゲームの精密な足音の再現や、映画のサウンドトラックが生み出すシネマティックな奥行きまで、鮮明なディテールを体感できるとしている。こちらの発売は2025年の第2四半期を予定しているそうだ。 文● HK 編集●ASCII