角田に続け! 岩佐歩夢のF1日本グランプリ フリー走行出走が決定
フリー走行参加の経験はチームにとって有益と判断
2024年4月5日に鈴鹿サーキットで開幕するF1第4戦日本GPのフリー走行に、スーパーフォーミュラに参戦する岩佐歩夢(いわさ・あゆむ)がVISA キャッシュアップ RB(RB)より出走することが明らかになった。グランプリ開催直前の3月26日にチームより正式に発表された。 【写真はこちら】角田裕毅とともに、日本人ドライバー2名で出走。チームにとっても、ファンにとっても非常にエキサイティング(全5枚) 今回のフリー走行出走は、岩佐がシミュレータードライバーとしてチームに多くの情報をもたらしてくれることを期待してのもの。 F1へのステップアップを視野に入れている岩佐歩夢のとって大きなチャンスであると同時に、チームにとってはチームのシミュレータードライバーを務める岩佐がリアルの現場を経験することは大きな意味がある。 岩佐がレッドブルのドライバー育成プログラム「レッドブル・ジュニアチーム」、ホンダのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト=HFD」であることから、アブダビのテストに続いて、母国グランプリである日本GPのフリー走行1回目でステアリングを握ることになった。 日本GPのフリー走行ではダニエル・リカルドのマシンを走らせることになり、角田裕毅とともに、日本人ドライバー2名で出走することになるので、チームにとっても、ファンにとっても非常にエキサイティングなセッションとなる。
すでにF1参戦に必要なスーパーライセンスを取得
岩佐歩夢は大阪府出身の現在22歳。2019年に鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラ(現:ホンダレーシングスクール鈴鹿フォーミュラクラス/HRS-F)を首席で卒業してスカラシップを獲得。2020年はフランスF4に参戦しシリーズチャンピオンに輝き、2021年にはレッドブルの若手ドライバー育成プログラムである「レッドブル・ジュニア・チーム」にも加入してFIA F3に参戦。 2022年にFIA F2へステップアップを果たすと、参戦初年度はシリーズ5位、2年目の2023年シーズンは最終戦までタイトル争いを繰り広げシリーズ4位に入り、F1参戦に必要なスーパーライセンスをすでに獲得している。 今シーズンは、「レッドブル・ジュニアチーム」および「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」のメンバーとして、F1へのステップアップを視野に、日本のスーパーフォーミュラ選手権に参戦する。 いま、もっともF1シート獲得に近いと言われるドライバーのひとりで、2025年には角田裕毅がレッドブルチームに昇格し、岩佐歩夢がRB加入という噂もあがっている。