8000超のオンライン署名集まる…秋田大学の野球場「取り壊し」に学生が反対 存続求め学内にとどまらず県外からも
野球場改修の優先順位は低いが…
秋田大学の南谷佳弘学長は、学生から反対署名の提出を受けた翌日10月31日の会見で、国からの交付金の減額や物価高で、大学の財政状況が厳しいことを説明した。 一方で、首都圏の一部の大学で実施される授業料の値上げは「実施しない」との考えを強調した上で、野球場の取り壊しへの反対署名が提出されたことについて「十分重く受け止めている。野球場に関しても取り壊しありきではなくて、1番の目標は厳しい財政の中で、授業料を上げないでどこまで頑張れるかというところ。なかなか野球場にかけるお金を今の状況では出せない」と述べた。 南谷学長は、野球場のグラウンド改修費を2億3000万円と試算しているとし、様々な施設が老朽化する中で「野球場は使っている人数が多いわけではないため、優先順位をつけると下位。今手を付けて直すのは難しい」と述べた。 その上で「学生にも大学の置かれている状況を説明し、意見を聞きながら方向性を決めたい」と理解を求めた。 学内にとどまらず反響を呼んでいる球場取り壊しに対する活動。果たして大学側の対応はどうなるのか、今後の動きが注目される。 (秋田テレビ)
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