シュルレアリスム100年映画祭の予告、マックス・エルンストやルネ・マグリット登場
文学・芸術運動シュルレアリスムをフィーチャーした「シュルレアリスム100年映画祭」の予告編がYouTubeで公開された。 【動画】巨匠たちの在りし日の姿を収めた「シュルレアリスム100年映画祭」予告 シュルレアリスムは、1924年10月、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが“超現実主義”を意味するシュルレアリスム宣言を発表し、始まった20世紀最大の芸術運動。第1次世界大戦への抵抗や虚無感から西洋近代の科学、芸術、社会などあらゆる既成の価値観を否定・破壊した芸術運動「ダダ」を発端とし、それを凌駕せんと生まれたシュルレアリスムは、無意識の世界の探求と表出によって人間精神の解放を目指した。 本映画祭では7つのプログラムで計10作品を上映。予告編には、シュルレアリスムのオールスターが競い合った「金で買える夢」、ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の最高傑作と称される「皆殺しの天使」、芸術家マックス・エルンストのドキュメンタリー「マックス・エルンスト 放浪と衝動」、画家ルネ・マグリットの記録映画「謎の巨匠 ルネ・マグリット」などの映像が収録された。エルンストやマグリット本人の姿も収められている。 なお開催を記念し、「シュルレアリスム宣言・溶ける魚」「ナジャ」など5つの書籍とのタイアップが行われることも明らかに。映画祭の公式Xをフォローし、該当ポストをリポストすると抽選で5名にそれぞれ1冊がランダムでプレゼントされる。さらに本映画祭のパネル展とシュルレアリスム関連の書籍を集めたブックフェアが、9月下旬から10月まで東京堂書店の神田神保町店、紀伊國屋書店の新宿本店で開催予定。キャンペーンやパネル展、ブックフェアの詳細は映画祭公式Xで確認してほしい。 「シュルレアリスム100年映画祭」は、10月5日より東京・ユーロスペースほか全国で順次開催。 ■ シュルレアリスム100年映画祭 2024年10月5日(土)~ 東京都 ユーロスペースほか <上映プログラム> プログラムA 「金で買える夢」 プログラムB 「皆殺しの天使」 プログラムC ダダからシュルレアリスムへ「幕間」「貝殻と僧侶」 プログラムD アンドレ・ブルトン ドキュメンタリー集「アンドレ・ブルトン あらゆるものにもかかわらず」「野性の目」「2003年3月31日、オテル・ドルーオ」 プログラムE 「マックス・エルンスト 放浪と衝動」 プログラムF 「謎の巨匠 ルネ・マグリット」 プログラムG 「トワイヤン 真実の根源」