都道府県名の暗記は不要!? 小学生の地理学習を変える「東大生考案の問題集」
【nobicoブックセレクト】小学生の地理学習では、都道府県の名称や位置、特産物などを暗記することに偏りがちで、子どもたちの興味を引き出すのが難しいと感じている親は多いのではないでしょうか。 【画像】この記事の画像をまとめて見る(『東大生に挑戦!47都道府県なぞ解き&学習BOOK』) 楽しいなぞ解きとマンガで地理の知識を身につけられる書籍『東大生に挑戦!47都道府県なぞ解き&学習BOOK』。主婦と生活社から発売されたこの本は、東京大学の学生団体「AnotherVision」が制作したクイズを50問以上収録。お茶の水女子大学附属小学校の現役教員である山賀愛先生と本田祐吾先生が監修を務めています。
地理はおもしろい! 新感覚の都道府県学習本
社会科の授業で都道府県を学ぶ際、つい暗記に頼ってしまいがちですが、本書はそんな "詰め込み" 式の学習とは一線を画しています。オールカラーのビジュアルで各都道府県の魅力を伝えながら、東大生考案のなぞ解きにチャレンジできる構成なのです。 「地理の知識が自然と身につくよう、楽しく読み進められる工夫を凝らしました」(主婦と生活社の担当者)
東大生×現役教師のタッグが生んだ、学びのヒント満載
各都道府県のページは、四コママンガ、基礎データに加え、自然や産業、グルメ、歴史など、多岐にわたるトピックを盛り込んだ内容です。監修を務めたお茶の水女子大学附属小学校の山賀愛先生は、次のように話しています。 「子どもたちが興味を持てるような切り口を考えました。なぞ解きを通して知識を定着させる狙いもあります」 もう一人の監修者である本田祐吾先生も、「ページ下のミニコラムにも目を向けてほしいですね。もっと学びを深められるはずです」と、アドバイスを送っています。
『47都道府県なぞ解き&学習BOOK』で日本一周の旅へ
読者を飽きさせない、彩り豊かな紙面づくりにも注目です。東京大学AnotherVisionのメンバーは、「地図や写真だけでなく、各県のキャラクターも登場させました。親しみを持ってもらえたら」と話しています。 最後のページでは、AnotherVisionからの"挑戦状"として、集大成となるなぞ解き問題が用意されているそう。 小学生のお子さまの地理学習にお悩みの保護者の方々にぜひ手に取っていただきたい一冊です。中学受験のための入門書としてもおすすめです。『47都道府県なぞ解き&学習BOOK』を片手に、日本全国を旅してみてはいかがでしょうか。
nobico(のびこ)編集部