温室ガス削減「順調」 30年度目標、国連に報告 政府
政府は、国連気候変動枠組み条約事務局に、2030年度の温室効果ガス排出削減目標の達成に向け「順調に進捗(しんちょく)している」とする報告書を提出したと発表した。 浅尾慶一郎環境相が1日の閣議後記者会見で明らかにした。提出は10月31日付。 気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」に基づき、各国は排出削減の実施状況などを盛り込んだ報告書を年末までに提出することが求められている。日本は、排出量を30年度に13年度比で46%削減する目標を掲げる。 浅尾氏は、アゼルバイジャンで今月開かれる条約の第29回締約国会議(COP29)を通じ「各国の報告書の速やかな提出を呼び掛ける」との考えを示した。