中学1年以来のツノ型パター 勝みなみが“新兵器”を手にボギーなし「69」
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 初日(19日)◇TPCリバーベンド(オハイオ州)◇6705yd(パー72) 【画像】安田祐香は7番アイアンが好きなんです ボギーなしの3バーディ「69」で、日本勢最上位の26位発進を決めた勝みなみ。「前半と後半でピンチもあったけど、パターで助けられた」と、今週の新兵器は中学1年以来のツノ型パターだ。 エースパターは2017年モデルのオデッセイ オー・ワークス パター #1。長年ピン型を愛用してきたが、今回エースは日本に置いてきた。パッティングを課題に挙げる中、「家で練習をしていて、ピンタイプだとあまり良くないイメージしか出なかった」と思い切ってツノ型で転がしてみたらしっくりきた。 新しく投入したのはオデッセイ ホワイト・ホット OG パター #7 CH。今まで数球試しても「ちょっと違います」と手放してきたツノ型にスイッチした。
インスタートの前半11番(パー5)のバーディは10ydから2パット。14番は4mを流し込んで2つ目のバーディを奪った。「目ではストレートに見えてもスライスしたり、フックしたり」とラインが読みづらいグリーンを、「25」パットで乗り切った。 リカバリーもさえて、16番(パー3)は右のバンカーに外したが2m前後に寄せてパー。17番もティショットがバンカーのヘリにつかまりピンチが来たが、グリーン手前12ydからの4打目を直接入れてパーを拾った。
ひとつ改善点を挙げるとしたら、アドレナリンで距離感がブレたショット。「アイアンが5ydくらい伸びていたけど、うまくアジャストして頑張れた。パターも、もっとフィーリングが良くなれば上位を狙える」。次週「ウォルマート NW アーカンソー選手権」(アーカンソー州・ピナクルCC)を終えたら一時帰国するが、その前に新兵器とともにツアー初優勝を目指す。(オハイオ州メインビル/谷口愛純)