J1神戸4連勝で首位守った MF宮代3戦連発「自分が飛び出す役割を意識した」 吉田監督「『スーパーシュートだな』と」
「明治安田J1、神戸1-0福岡」(15日、ノエビアスタジアム神戸) Jリーグ開幕記念日に熱 戦が繰り広げられ、神戸はMF宮代大聖(23)のゴールで福岡に1-0で競り勝ち、首位を守った。町田はC大阪を2-1で下し、得失点差で2位。柏はFW細谷真大が今季初ゴールを決めて湘南に2-1で逆転勝ち。名古屋はFWキャスパー・ユンカーの3得点でFC東京に3-1で勝った。 首位・神戸を4連勝に導いたのは、宮代の3戦連発だった。後半27分、FW大迫が中央付近から上げたロングパスを背走しながら追うと、ゴール手前で右足を振り抜いた。「サコ(大迫)君が後ろでボールを持った時は、自分が飛び出す役割を意識した」と、虎の子の1点を振り返った。 前半を終え0-0と、福岡の堅い守りにてこずったが、持ち前のハードワークで打開。「サコ君がボールを持つと、そちらに相手の意識が集中しがち。練習でもああいう動きは試していた」と、相手の裏をかくように宮代が前へ飛び出してワンチャンスをものにした。 今季加入し、早くも7得点目のニューヒーローに、吉田監督は「試合後は『スーパーシュートだな』と言った。1人で打開する前へ前へのプレーがいい」とたたえた。Jリーグ開幕記念日の5・15に、昨年覇者が地力を見せつけた。