【子どもの美容】30年前とは様変わりした「ニキビの肌悩み」を解決する方法。皮膚科医と美容エディターとともに考えます
中高生の具体的なお手入れ方法は? 髙瀬:ニキビは皮脂をエサにして育つので、余分な皮脂を作らせないことが大事。まずは洗顔の見直しをしてみてください。洗顔と保湿ケアはノンコメドジェニックのコスメなどもいいですね。 藤井:子どもって、実は正しい洗顔法を知らないんです。だから、潤いを残す洗顔料を選び、泡立て方法から洗う順番、すすぎ、顔の拭き方まで細かく教えています。中でもすすぎは大切なステップなので、ていねいに伝えました。さらに、その後におこなう保湿ケアの重要性と使う量や塗り方の指導も。また、肌の状況によっては角質ケアもさせています。 髙瀬:クリニックに来る子どもの肌を見ても、最近はクレーターになるほどのひどいニキビを見かけなくなりましたね。藤井さんがおっしゃるとおり、洗顔料の技術の進化もあると思います。汚れは落とすけど、肌に必要な皮脂を残すようにするのはニキビケアには有効だと思います。 藤井:中高生が使うスキンケアは価格の高いものでなくていいですよね? 娘はナチュリエ、プロアクティブなどドラコスのコスメで保湿ケアしています。大容量サイズでリーズナブルなコスメは嬉しいな。 髙瀬:今の化粧品は技術が進化しているのでドラコスでも十分ですよ。まずはニキビを作らせないこと、そしてお手入れを習慣化させること。これは大人のスキンケアでも言えることなので、続けられる価格の化粧品を選んでください。
大人ニキビで悩んでいる人にも! ニキビは生活習慣の見直しで、改善できる?
それでもニキビが治らなければ、クリニックで治療を
撮影(商品)/後藤 渉 取材・文/長谷川真弓 編集/國見 香
長谷川 真弓