【エシカル度がわかるウェブサイト】成功体験が社会をより良くする|前本美結のサステナブック
――Shift Cを紹介いただきましたが、モノ選びにおいて感じている課題はありますか? 私はポリシーとして「エシカル」「サステナブル」「ヴィーガン」の3軸で見るようにしています。人権には配慮されているけれどヴィーガンではないとか、この3つが満たされているモノって本当に少ないんです。 コスト面での課題など、すべてを満たすことは難しいということは理解しています。ただ、消費者が選び続けていかないと淘汰されてしまうので、なるべく良いものを応援していきたいです。いずれは、何を選んでも3つの軸のどこかしらには配慮されているモノである世界が理想ですね。
――今後、私たちはサステナビリティとどのように向き合うべきだと思いますか? 日本に、自分が世界を変えられる感覚を持っている人は決して多くはないと思います。それは権威主義的な社会に起因していて、子どもの頃からパワーバランスを感じながら育ってきているからかもしれません。 マルかバツかだけの勉強ではなく、何かプロジェクトを立ち上げて挑戦してみるとか、教育を受けるなかで成功体験があると違うのかなと思います。 そして、自分自身を受け入れる“セルフラブ”も必要です。誰かと比較するのではなく、できる人ができることをやる。サステナビリティを実現していくには、こうしたマインドセットも大切な気がしています。