「地震保険は全額補償されない」って本当? どこまで補償されるのか確認しておこう
【図表1】 足りない分を補う方法としては、まず「貯蓄」が挙げられます。地震に限らず、いつどんな想定外のことが起きるかわかりません。一般的には、もしもに備えるためのお金として最低限「6ヶ月分の生活費程度」を貯めておくとよいといわれています。 また、保険会社によっては、通常の地震保険に補償を上乗せできる特約などを用意している場合があります。 通常は火災保険の契約金額の「50%」が上限ですが、これらの特約や追加の保険を利用することで「100%」にできる場合もあります。ただし保険料も追加になるので、家計の状況なども踏まえて検討しましょう。
まとめ
地震保険では、必要な金額の全額をカバーできない場合もあります。しかし「全額出ないから」「よくわからないから」「保険料がかかるから」と地震保険に未加入だったり無関心のままだったりすると、いつか後悔してしまうかもしれません。 いつ起きるかわからない大地震に備えて、まずは今の契約状況を確認し、このままで問題ないかじっくりと検討する時間を作ってみてはいかがでしょうか。 出典 内閣府 防災情報のページ 住宅・生活再建にはこんなにお金がかかる 一般社団法人日本損害保険協会「地震保険」 地震保険公式サイト「地震保険FAQ」 執筆者:馬場愛梨 ばばえりFP事務所 代表
ファイナンシャルフィールド編集部