最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング38位。満席には程遠い…。2万人収容も5000人台にも届かず
2024シーズンの明治安田Jリーグは全日程を終えた。優勝争いや残留争いなど、長いシーズンの中でそれぞれのクラブに紆余曲折があったが、シーズンを通して最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。J1~J3の全60クラブのホームゲーム入場者数を集計し、ランキング形式で紹介する。
38位:愛媛FC 本拠地:ニンジニアスタジアム 収容可能人数:20,919人 平均入場者数:4,721人 2024シーズンのJリーグ観客数ランキングで38位に入ったのは、2021シーズン以来となる明治安田J2リーグの戦いに挑んだ愛媛FCだ。 昨季にJ3優勝を達成した愛媛だったが、今季は3シーズンぶりのJ2リーグで予想以上の苦戦を強いられた。序盤戦は順位が乱高下する波乱万丈の展開で、J1昇格プレーオフ(PO)圏内の6位と、J3自動降格圏内がちらつく15位を短期間のうちに経験することとなった。スタジアムへ応援に駆けつけたファンは、心臓が締めつけられるような緊張の日々を過ごしていたのかもしれない。 一時は9位で落ち着いていた順位は、8月25日の第28節・ブラウブリッツ秋田戦(△ 0-0)を境に降下。11月10日に行われた第38節(最終節)のV・ファーレン長崎戦(● 2-5)まで11試合連続未勝利(3分8敗)が続き、J3自動降格ギリギリの17位でシーズンを終えた。 本拠地『ニンジニアスタジアム』に最も多くの観客が入ったのは、8月3日の第25節・徳島ヴォルティス戦。夏の中断期間明けというタイミングで開催された大一番の“四国ダービー”では、9,039人がニンスタを訪れた。愛媛はこの重要な一戦を0-1で落としたものの、ファンはスタジアムの一角をクラブカラーのオレンジに染めて力の限り声援を送った。 何とかJ2リーグを戦う権利を死守したクラブは、上位進出という目標を掲げて来季に再スタートをはかる。
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