いま、日本の中小企業が危ない!...大企業では「当たり前」のことを「なにも知らない」中小企業のヒドすぎる実態
老後の資金不足は深刻
会社を買う前からでも、販売管理費を見て、支出ごとに細かく聞いていけば、「このサーバーはいらないので、月に50万円浮く」「ホームページ管理費として月に30万円はいらない」「このコンサル契約は不要」「使ってもいない無駄なリース契約をしている」などということがわかってきます。 そこで利益改善する分は、前のオーナーにわざわざ言う必要はありませんので、買う前に準備しておいて、買った途端に一瞬で利益率を改善すればいいのです。 リアルな話ですが、1000のうち3つしか成功しない“千三つ”の世界で、将来が不確かな事業に投資するベンチャーキャピタルよりも、会社を買うという行為ははるかに手堅い投資です。 それに気づいたからこそ私は、ベンチャーキャピタルではなく、中小企業向けの投資ファンドを立ち上げたのです。 「なるほど、自分にも中小企業の経営はできるかもしれない。ただ、紛れもなく大変だろうし、苦労もするだろう。起業ほどではないにせよ、倒産のリスクもある。それだけのメリットはあるのだろうか」 思い出してください。 人生100年を夫婦で豊かに幸せに過ごすためには、60歳で定年、再雇用で65歳退職という道を辿っては、明らかに資金が足りないということを。
三戸 政和(日本創生投資代表)