フィリピン中銀、追加緩和にオープン-インドネシアはルピア買い介入
(ブルームバーグ): フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は20日、来年最初の金融政策会合で追加利下げを行う可能性があると示唆した。
同総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米連邦準備制度はハト派色を薄めているが、フィリピン中銀は金融緩和について「引き続き以前と同じ軌道にある」と述べた。
コアインフレ率は来年には落ち着く公算が大きいとの見方を示し、自ら「まだ若干景気抑制的」と表現した政策金利のさらなる引き下げを支持する姿勢を示した。
一方、インドネシア銀行(中銀)は同日、外国為替市場などでインドネシア・ルピアを支えるため介入を実施している。金融資産証券管理担当エグゼクティブディレクター、エディ・スシアント氏が発表した。
同氏はテキストメッセージで、「ルピアを敢然と守り、市場の信頼を回復する」とコメントした。
原題:Philippines May Open 2025 With Rate Cut, Central Banker Says (1)、Bank Indonesia Pledges to Guard Rupiah ‘Boldly’ to Stem Weakness (抜粋)
--取材協力:Joanne Wong、Cecilia Yap.
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Cliff Harvey Venzon, Ditas B Lopez