郡仙台市長 年頭の抱負「越」「宮城県の病院再編構想は”越”えられず」
khb東日本放送
仙台市の郡市長は2024年を振り返り、越えられなかった課題として宮城県が進める4病院の再編構想を挙げ、東北労災病院の現地存続を改めて求めました。
郡市長「4病院の事はまだ県といろいろやりとりをしているところですから、そこについてはなかなか越えられなかったと思っている」 郡市長は1月の年頭の会見で、1年の抱負を表す一文字を「越(える)」としていましたが、24日の年内最後の会見で越えられなかった課題として県の4病院再編構想を挙げました。 県は再編構想のうち、名取市の県立精神医療センターと青葉区の東北労災病院を合築して富谷市に移す計画を断念し、東北労災病院を単独で富谷市に移す意向ですが、郡市長は現地存続を求めています。 郡市長「東北労災病院と県立精神医療センターを合築して富谷市にということでしたが、合築する前提が崩れてきているわけですから、富谷市移転ありきではない議論をしっかりとしてもらいたい」 郡市長は、太白区の仙台赤十字病院の移転後の跡地利用などについても県に注文をつけました。 郡市長「(統合で)地域を置き去りにしないということが重要だと思っているし、まだまだ影響については明らかになっていないところもある。県にこの点もしっかりと物を申していかないといけないと考えている」
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