ダルビッシュ有、2000奪三振。現地メディアはポストシーズンの先発ローテ確定を伝える
サンディエゴのベテラン右腕が金字塔を打ち立てつつ、チームの快進撃に貢献した。パドレスのダルビッシュ有は現地9月22日(日本時間23日)、本拠地ペトコ・パークでのホワイトソックス戦に先発登板すると、復帰後最長となる6回1/3を投げ、3安打2失点、9奪三振無四球の好投でしっかりと役割を果たした。
右腕に勝敗はつかなかったが、試合は8回に3点を挙げて一気に逆転したパドレスが、4-2で勝利。この日は、ナショナル・リーグ西地区首位のドジャースも勝利したため、首位とのゲーム差は3のままとなったが、自力優勝の可能性を残して敵地でのドジャースとの3連戦を迎える展開となった。
仮に、パドレスがドジャースとのシリーズをスイープすると、ともに93勝66敗で同率なるが、直接対決の結果でパドレスが首位となる。ちなみに、ホワイトソックスは今季120敗目を喫し、不名誉なメジャー最多記録に並んでしまった。
ダルビッシュは3回に、MLB通算2000奪三振を達成したのだが、アメリカの『スポーツ・イラストレイテッド』誌は電子版に速報記事を掲載し、その冒頭で、「祝福は、メジャーリーグ史上初めて、キャリア2000奪三振を記録した日本人投手となったサンディエゴ・パドレスのユウ・ダルビッシュのためのものだった」とした。
その上で、右腕がこの日のホワイトソックス戦で、節目の奪三振をマークしたことについて触れつつ、「38歳のダルビッシュは、メジャーリーグ12年目のシーズンにあり、これまでテキサス・レンジャーズ、シカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース、そしてパドレスでプレーしてきた」とこれまでの経歴を紹介。
そして、「彼は2012年に渡米し、2023年にワールドベースボールクラシックを制覇した日本代表の一員でもあった」「メジャー通算109勝88敗として日曜の試合を迎えた彼は2012年と、2022年に16勝を挙げるなど、そのキャリアで5シーズンに渡り、2桁勝利を挙げてきた」と、ダルビッシュを振り返った。
さらに記事では、今季ポストシーズンへ向けた先発ローテーションの見通しについて、「プレーオフで彼は、ジョー・マスグローブ、マイケル・キング、そしてディラン・シースらとともに先発ローテーションの一角となる」と伝えている。
J SPORTS 編集部