岸田内閣支持率が20%を切る!2023年12月の最新世論調査から見える自民党支持層の動きとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
2023年12月の内閣支持率の推移
内閣支持率は電話調査で「強く支持する」「どちらかといえば支持する」層が17.5%、「まったく支持しない」「どちらかと言えば支持しない」層が60.8%にのぼりました。 MC千葉「衝撃的な数字だなというところがまず思うところですが」 米重氏「電話調査で支持率を見たときに岸田内閣が初めて20%を切ったと」 今回、不支持率が大きく上がった背景について米重氏は岸田内閣の「支持される理由も支持されない理由も明確ではない」という特徴に言及。 そこに不支持に回る大きな理由ができたことで、この結果に至ったと分析しました。
今月の内閣支持率の変化の大きさは、内閣支持率の推移をみても明らかです。米重氏は内訳に着目。直近の2、3か月は自民党支持層内でも5割ほどの内閣支持率をキープしており、それ以上大きく下がる気配は見られなかったと説明します。 しかし、裏金問題は内閣支持率のベースとなる自民党支持層を減らし、さらに自民党支持層の中でも岸田内閣に対する支持が4割近くに下がりました。その相乗効果が今回の結果につながっているとのことです。
次期衆院選比例投票先
次期衆院選の比例投票先では、電話調査で自民党が18.5%、立憲が18.1%とかなり近い数字になりました。 米重氏「瞬間風速だとは思いますけど、非常に自民が低く出ました」 米重氏は、自民党支持層のなかで確信をもって自民党に投票する層が減っていることと、無党派のなかで自民党ではない政党を選ぶ有権者が増えたことをこの数字の要因として説明しました。 もう1つ、米重氏が注目ポイントとして指摘したのは立憲と維新のバランスです。自民党に逆風が吹くなか、プラスの影響を受けているのは維新ではなく立憲だというのは他社の調査とも共通しているとのこと。 米重氏「非自民の選択肢として立憲を選ぶっていうマインドが、有権者の中に一定あるということは言える」 この結果は、年明けの通常国会における維新の戦略にも影響を及ぼすことになりそうです。
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