こんな時はやめた方がいい!ポモドーロ・テクニックの意外な5つの落とし穴
ポモドーロ・テクニックは、生産性を上げる鉄板テクニックのように思えるかもしれません。 こんな時はやめた方がいい!ポモドーロ・テクニックの意外な5つの落とし穴 しかし、効率の良さに太鼓判を押す人は多いものの、このテクニックに欠点がないわけではありません。 実際、ポモドーロ・テクニックには、生産性を妨げたり、ワークフローの邪魔をしたり、ストレスを増大させる一面もあります。
1. 没頭している時は邪魔になる
ポモドーロ・テクニックの大きな欠点のひとつは、没頭の妨げになるということ。 執筆など没頭することが必要な作業をしている時、私の場合はフロー状態に入るのに15~20分必要なことが多いので、執筆作業に完全に没入したら、タイマーはオフにして、フローの邪魔にならないようにします。 ポモドーロ・テクニックは、間違いなく作業をはじめる助けにはなりますが、完全に没頭して生産性を維持するのには妨げになることが多いです。 では、没頭した時の邪魔にならないように、ポモドーロ・テクニックのメリットを享受するにはどうすればいいのでしょうか? そんな時は「フロータイム・テクニック」を使いましょう。決まった時間で作業をするのではなく、集中していると感じている間は作業をし、自然と手が止まった時だけ休憩をするのです。柔軟に対応することで、フローしている間は中断されずに作業や仕事ができ、必要な時に休憩ができます。
2. 複雑なプロジェクトには向いていない
私は、メールの返信や記事を書くためのリサーチなど単純なルーティン作業をする時は、ポモドーロ・テクニックを使っています。 しかし、クリエイティブな作業や、問題を解決したり、熟考することが必要な複雑な仕事に使うと、うまくいきません。決まった時間内に無理やり考えるのではなく、アイデアを自然と広げられるような柔軟性が必要なのです。 そのような複雑な仕事をスムーズに進めるには、「GTDメソッド」の方が向いています。この生産性向上メソッドは、今すぐやるべきことと後でやってもいいものの優先順位を付け、どんな仕事でも概要を掴み、整理して、取り組むことができるようになっています。 このメソッドは、しっかりと練られた計画や、大きなひとつの成果を上げるのにさまざまなタスクが必要な、長期的なプロジェクトや複数のステップがあるプロジェクトに特に有効です。