インタビューに応じる自民党の森山裕幹事長＝14日午前、党本部（今仲信博撮影）

自民党の森山裕幹事長が14日、産経新聞などのインタビューに応じ、衆院選（15日公示、27日投開票）での争点や勝敗ラインなどについて語った。主なやりとりは以下の通り。 【グラフィックでみる】衆院選、石破茂首相の勝敗ラインは？ －－衆院選の争点は 「自民議員の中で、政治資金の不記載問題があった。党として事情を聴き、一定のけじめをつけたことに国民がどう判断するか。もう一つは、『日本創生』という石破茂内閣の政策目標をどう実現していくかということだ」 －－勝敗ラインについて 「自民、公明両党で過半数を何としても確保することが第一の目標だ。政権与党として仕事ができるようにしたい。国民の批判は非常に厳しいものがあるので、説明を尽くして自民が変わるということを理解してもらえるかどうかが重要だ」 －－公約に「将来的な廃止も念頭に」と明記した政策活動費への考えは 「金のかからない政治を目指しており、しっかりと対応する。国民から理解をいただけないような政策活動費を使う気持ちはない。廃止の方向であることは間違いないので、できるだけ早く仕分けをしていく」 －－「政治とカネ」の問題を巡っては、関係した12人を非公認とするなどの対応をとった 「人情として、非公認にするのは本当に忍びないことだが、党の改革の方向性をしっかり示すためには決断せざるを得なかった。関係した執行部は共通して思っていることだ」 －－自公政権の評価は 「お互いに足らざるを補完し合いながらやってきた連立政権だ。今後もこの枠組みをしっかりとさせていくことが大事だと思っている」 （聞き手　今仲信博）