『きれいになったでー』認知症の叔母が久しぶりにメイクして声が弾む "懐かしいきれいな姿"に再会した姪は涙 高齢者の生活に彩り与える「介護美容」
昔は地元で美容室や化粧品販売店を営んでいた武子さん。交通事故で右手をけがし、美容師は続けられなくなりましたが、姪のしのぶさんが七五三の際には着付けや髪の毛を結ってくれたといいます。 (しのぶさん)「髪の毛を日本髪に結ってもらって簪(かんざし)をつけて、七五三のお洋服を全部、事故で失った手でやってくれた。いつもかわいいの見つけたって言って買ってきてくれるのは叔母なので…」 仕事柄、オシャレにはこだわっていた武子さんですが、認知症を発症してからは外見にも徐々に変化が… (しのぶさん)「化粧品をつけなくなったっていうか、化粧品が減らなくなった。肌がカサカサになったって言っていて、化粧品つけてないからやでーって思うんですけど、言ってもだんだんと…」 今回、少しでも昔を思い出すきっかけになればと、しのぶさんが介護美容のサービスを見つけて申し込みました。
久しぶりのメイク…鏡を見て『きれいになったで!』
2回目の訪問となったこの日、久しぶりに化粧をしてみることに。 (松平さん)「ちょっとだけ眉毛書いていいですか?」 (武子さん)「え?化粧してくれんの?」 (松平さん)「はい」 (松平さん)「武子さん、口紅どんな色が好きですか?」 (武子さん)「これ、だいたいこれ」 チーク、アイシャドウ、口紅と、1つずつ武子さんの好みを確認しながら化粧をほどこしていきます。 (松平さん)「どうですか?」 (武子さん)「えらいきれいやな」 (松平さん)「きれいでしょ?」 (武子さん)「うん、きれいになった。きれいになったでー!」 (しのぶさん)「かわいいー!かわいい!」 (武子さん)「べっぴん!」 “懐かしい叔母”に再会して、しのぶさんの想いが溢れます。 (しのぶさん)「いいと思う、やっぱりきれい!うれしい…私のきれいな叔母さんやったから…。思い出したわ…。私のきれいな叔母さんやった。見た目をかまってあげることがなかったので、こうやってきれいにしてもらって、体とかをすごく大事にしてもらってる感じがしていて、すごくうれしかったです」
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