プレミア12優勝の台湾、戦闘機が出迎え 頼清徳総統「英雄を歓迎」
野球の国際大会「プレミア12」の決勝で日本を破って初優勝を決めた台湾の頼清徳(ライチントー)総統は、台湾に戻る選手たちの飛行機を戦闘機が出迎えてエスコートする計画を明らかにした。SNSに投稿し、「英雄たちの帰還を歓迎する」とつづった。 【写真】台湾の建国記念日にあたる「双十節」の式典で演説する頼清徳総統=2024年10月10日、台北、高田正幸撮影 頼氏は「台湾の英雄が4-0で日本の武士を完封した」と投稿。台湾が主要な野球の国際大会で優勝することは初めてで、「野球によって歴史を塗り替えた」とチームをたたえた。頼氏は生粋の野球ファンとして知られており、選手たちと総統府で面会することや「大パレード」を実施する計画も明らかにした。 台湾では野球人気が高く、日本との決勝戦では各地でパブリックビューイングが開かれた。主要メディアも台湾の優勝を大きく報じている。 台湾の代表チームは台湾プロ野球の選手らを中心に構成。2024年の台湾シリーズで優勝した中信ブラザーズの監督は日本のプロ野球オリックスなどで活躍した平野恵一氏が務めるなど、日本の野球とのゆかりも深い。(台北=高田正幸)
朝日新聞社