浅野忠信、15年ぶりの監督作品でコマ撮り 今後の監督活動に意欲
俳優の浅野忠信が13日、短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season6』公開記念舞台あいさつに登壇。監督として15年ぶりにメガホンを取った作品について語った。 【集合ショット】スーツでビシッと登場した浅野忠信監督ら 2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』は、メジャーとインディーズの垣根を越えて映画を作り続けるプロジェクト。これまでのSeason1~5で、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した作品から一般公募作品まで、42本の短編映画が劇場公開されてきた。著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集まっている。次のSeason7では、加藤浩次、加藤シゲアキが監督として参加することが決まっており、注目クリエイターが続々とプロジェクトに加わっている。 浅野が監督を務めた『男と鳥』は、ある屋敷に入り込んだゾンビ侍(田中一平)が、神(大原海輝)から「この箱を5分後に届けなさい」と頼まれる話。コマ撮りの手法を用いて、ゾンビ侍に飛べない鳥、神などが登場し、本作の摩訶不思議な世界観を見ることができる。 浅野は本作で15年ぶりにメガホンを取った。作品について「自分でもコマ撮りをするのが好きだったので、無理言ってコマ撮りの作品を作らせてもらいました。家のベランダなどでテスト撮影をして、意外とうまく行ったので、そのまま作りました。とても楽しかったです。」と撮影を振り返った。 プロジェクトの発起人である阿部進之介と他作品で共演した際に、阿部から声をかけられたことがきっかけで、今回作品を撮ることになったという。今後の監督活動について聞かれると、「ぜひ!阿部さんからMIRRORLIAR FILMS Season7、Season8と言われたら…」と意気揚々に語るも、阿部から「Season7はもう発表しちゃってるから!(笑)お断りします」とツッコまれ、会場は笑いに包まれた。 イベントには、『MIRRORLIAR FILMS Season6』から『男と鳥』より阿部進之介、田中一平、『カフネの祈り』より増田彩来監督、伊礼姫奈、『サン・アンド・ムーン』より岡本多緒監督、『FAAAWWW!!!』より鬼木幸治監督も登壇した。