ワシル・ロマチェンコ、ジョージ・カンボソスJr撃破後の次なる対戦相手候補 | ボクシング
5月12日、36歳のワシル・ロマチェンコが再び世界王者に輝いた。今後の動向はどうなるだろうか?
日本時間5月12日、ライト級のワシル・ロマチェンコとIBF同級王者ジョージ・カンボソスJrが対戦した。ロマチェンコはカンボソスを11ラウンドTKOで下し、新たなIBFライト級世界王者に輝いた。36歳のロマチェンコは戦術的にも見事で、勝利に向けてじっくりと相手を追い詰めた。 この勝利により、ロマチェンコには次戦の選択肢が幾つも開かれた。いずれにせよ次のステップはライト級統一戦となる可能性が高い。 ボクシング界のレジェンド、ロマチェンコの次なる対戦相手候補を列挙した。
ガーボンタ・デーヴィス
ロマチェンコがカンボソスを徐々に分析し攻略する中、"タンク"デーヴィスは待つことができなかったようだ。試合中にデーヴィスは自身のXソーシャルメディアに投稿し、まずは6月15日にフランク・マーティンを撃破してからロマチェンコと対戦したいと意欲を見せた。 デーヴィスがマーティンを下し対戦が実現すれば、デーヴィスの電撃的なKO能力とロマチェンコの技術的で多彩なスタイルのぶつかり合いは魅力的だ。さらに、デーヴィスのWBA王座とロマチェンコのIBF王座を統一するという意味合いもあり、メガファイトは理に適っている。 無敗のデーヴィスとの一戦は、壮絶な闘いとなること間違いない。
シャクール・スティーブンソン
WBCライト級世界王者のスティーブンソンは、7月6日にアルテム・ハルチュニャンとのタイトルマッチが控えているが、ESPNがデーヴィスのロマチェンコへの挑戦意志を試合後インタビューで取り上げたことは快く思っていなかった。 スティーブンソンは、自身の名がその瞬間に取りざたされるべきだったと感じていた。また、自身とロマチェンコを擁するトップランクが自身を「凍結」しようとしていると自身のXアカウントで批判した。 さらに、「この階級で別の絶対王者の方を向くことは、俺を越えなければ起こり得ない」と警告した。 スティーブンソンvsロマチェンコの対戦は、現在の同級最高のボクサーを決定するに相応しいだろう。 果たしてロマチェンコはスティーブンソンに初の敗北を味わわせることができるのか。あるいはスティーブンソンが上手さを見せつけ、同階級の未来を担う存在であると証明するのか。 トップランクが両者をマネジメントしていることから、対戦実現への道のりもシンプルなはずだ。