【こんなクラブ】J1昇格の岡山、クラブ名は「キジ」が由来 過去に岩政氏、加地氏ら在籍、J2歴16年目で悲願
◆J1昇格プレーオフ▽決勝 岡山2―0仙台(7日・岡山) 決勝が行われ、岡山が悲願のJ1昇格を決めた。仙台を2―0で下した。2009年のJ参入以降、16年目で初の昇格となった。木山監督は「感無量です。我々らしく、しっかり強い守りをしながら前に出て行くプレーが出ていた。安心して見ていました」と目を潤ませながら試合を振り返った。 * * * 岡山は2006年に設立されたクラブで、ホームタウンは岡山市、倉敷市、津山市を中心とした県全域。本拠地はシティライトスタジアム(収容1万5479人)。JR岡山駅から徒歩20分ほどの距離にある。 「ファジアーノ」は「雉(キジ)」を表すイタリア語。キジが岡山県鳥に指定されていること、桃太郎伝説でキジが鬼退治に活躍したことから命名された。 2008年にJFLで4位に入り、Jリーグ加盟が承認された。09年からJ2に加盟し、一度も昇降格がないまま、今季が16年目だった。16年連続のJ2在籍は、水戸に次ぐ2番目の長さだった。 J1昇格を受けて、中国地方からは広島に次いで2チーム目のJ1クラブ誕生となる。 過去には元日本代表の岩政大樹氏(2015~16年)、加地亮氏(15~17年)が在籍。現在J1で主力として活躍する選手では、FW豊川雄太(京都、16~17年)、GK一森純(G大阪、17~19年)、MF仲間隼斗(鹿島、18~19年)、DF徳元悠平(名古屋、20~22年)、DF井上黎生人(浦和、21年)らがプレーした。オランダ1部NECのMF佐野航大も23年夏まで在籍した。
報知新聞社