千賀滉大、先発で2回1失点。現地メディアは「2回だが、その重要性はそれを遥かに超える」と伝える。ナ・リーグ ディビジョンシリーズ第1戦
メッツの千賀滉大は現地10月5日(日本時間6日)、敵地シチズンズバンク・パークで開催されたフィリーズとのナショナルリーグ ディビジョンシリーズ第1戦に先発した。
短い登板が予想されたなか、初回に先頭打者のカイル・シュワーバーに本塁打こそ浴びたものの、2回31球を投げ、1安打1失点、3奪三振1四球と、試合を作ってブルペンへとバトンを渡した。試合はメッツが6-2で勝って、シリーズ初戦を制した。
◆試合結果 メ ッ ツ|0 0 0 0 0 0 0 5 1|6 フィリーズ|1 0 0 0 0 0 0 0 1|2
『MLB.com』は試合後、「センガは切れのある2イニングで、先頭打者ホームランから立て直す」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ボックススコア上は、先発して2イニングの投球という記録になっている。しかし、メッツにとってその重要性は、それを遥かに超えるものだった」と評した。
「メッツがフィリーズに対し、ナ・リーグディビジョンシリーズ第1戦にて、6-2で勝利した試合での、コウダイ・センガのマウンド復帰は、レギュラーシーズン全体を通して1試合にのみ先発登板した右腕が、ポストシーズンの貢献者になれるであろうことをニューヨークに確信させた」とした。
その上で、「第2戦は右腕のルイス・セベリーノが先発予定となっており、第3戦と第4戦は、それぞれ順番に何も左腕のショーン・マナエア、そしてホセ・キンタナが先発する予定となっている。センガは必要となった場合、第5戦で先発することになる。彼の土曜の投球数を考えると、次は3回(45~50球)まで投げることが予想される」と、今後の見通しについて伝えた。
また、記事ではこの日の右腕の投球内容について、「31球のうちストライクは18球」で、「速球は13球、スイーパーは6球、フォークボールは6球、スライダーは3球、カットボールは2球、カーブは1球だった」と振り返った。