指揮官一問一答 ヤクルト・高津監督、前に突っ込んだ山崎晃大朗の全力プレーに「しようがない」 サヨナラ負けで4連敗
(セ・リーグ、広島4×―3ヤクルト、9回戦、広島7勝2敗、27日、マツダ)まさかの結末が待っていた。ヤクルトは1点リードの九回2死一、二塁から、田口麗斗投手(28)が坂倉に左前打を浴び、左翼手・山崎晃大朗外野手(30)が前に飛び込んだが捕球できず。ボールは後方に転々とし、サヨナラ2点打となった。先発した球界最年長の左腕、石川雅規投手(44)は6回3安打2失点と力投したが今季2勝目はならず。これで4連敗を喫し、敵地・マツダスタジアムでは今季5戦5敗。またも〝鬼門〟を突破できなかった。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。 【写真】ラガーマン風のアイブラックを施し、試合前の円陣でハカを踊るヤクルト・北村拓、増田、西田、松本直 ――九回の最後の場面は、山崎は全力を尽くして突っ込んだ 「捕っていれば勝ちですからね。思い切って突っ込んだと思います」 ――突っ込んだプレーは仕方ない 「そうですね。捕りに行ったわけですから、しようがないと思います」 ――先発の石川はストライク先行のいい投球だった 「雨の中ね、条件悪い中、よくあそこまで行ったと思います。是非勝たせてあげたかったですけどね」 ――リリーフ陣も粘りよくつないだ 「それぞれがよく頑張ったと思いますね」 ――打線も七回に敵失からオスナの中前打、松本の左中間適時二塁打と続き、山田の中犠飛と集中力は見事だった 「松本はよく打ったと思いますね。向こうのエラーからのチャンスでしたけど、よくつないで、よく逆転までいったと思いますけど」 ――中村が本調子ではない中、松本直の攻守での働きは心強い 「キャッチャーなので、一人でやるのがなかなか難しいのでね。いまは併用という形でやっていますけどね。よく頑張ってくれていると思いますね」 ――連敗を止めたい。神宮で仕切り直し。上位・阪神戦にどう臨む 「きょうのように粘ってね、向こうの粘りもすごかったですけど、まあローゲームのゲーム展開にしないといけないんじゃないかなと思いますね。それで、1点勝ち越すか勝ち越されるのかの勝負になると思いますので。そういう展開に持って行かないといけないですね」