来季はホンダ!レーシングライダーの石塚健が2025年シーズンの活動体制を発表
ホンダフランスからの正式なサポートを受けた、とても力のあるチームから参戦出来ることになり、チャンスをくれたチーム監督をはじめ、日頃から支えていただいているスポンサー様や応援していただいているファンの皆様には感謝しています。 そして、重要となるのが共に戦うチームメイトですが、長くチームに在籍しているルクセンブルク出身のクリス・リーシュ選手と、新加入となるイタリア出身のケビン・マンフレディ選手。近年ではFIM MotoE 世界選手権にも参戦し、実力、スピード共にトップクラスのライダーです。 リザーブライダーには、チーム2年目となるフランスの若手、ディエゴ・ポンセ選手という万全の体制となっています。 ここ数年は僕自身、チームメイトによる転倒やスピード差で正直苦しんできた部分がありました。耐久レースは自分だけが速く走ってもダメだし、スピードもコンスタントに持続させなければいけません。 もちろん転倒は絶対にしたくないし、それが耐久レースなのですが、来シーズンはその部分に対する安心感が今までとは違います。 そしてなにより、監督が「来シーズンは世界チャンピオンにならなければならない」と言っていて、そんな環境に身を置けたことに興奮しており、まだシーズンは始まっていませんが「やっとだ」そんな気持ちです。 目標に向けてこれまでがむしゃらに突き進んで来ましたが、やりたいレースに参戦するのがやっとで、戦える環境、体制を整えることができないことばかりでした。 やっと世界一を目指して戦えるチャンスが来た。そう思っています。
世界耐久ロードレースってどんなレース?
ところで、そもそも世界耐久ってどんなレース?という方もまだまだいると思うので改めて説明をすると、8時間から24時間で開催される耐久レースのシリーズ戦。 バイクとライダー両方のポテンシャルが試される過酷なレースです。 スプリントレースと違う点で言えば、まず夜間走行がおこなわれたり、ライダーがコース上を横切りバイクに飛び乗ってスタートする「ル・マン式スタート」が採用されているところ。 また、チームのライダーは2人から4人で構成されており、それぞれ決められた周回を走行した後ピットインし、ピット作業を経てチームメイトにマシンを渡し、ライダーは交代制で走行します。