菊間千乃氏 小倉智昭さんと5月に食事会 「もう1回皆で観よう」が最後の“言葉”に
元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演し、小倉智昭さんの訃報に思い出を語った。 【写真】21年前… 在りし日の小倉智昭さん フジテレビ在籍時代に「とくダネ」で共演していた菊間氏は「私は95年にフジテレビに入ったんですけど、1年目に先輩のアナウンサーの代わりで横に座らせていただいて、それから30年、ずっといろんな時に気にかけていただいて、ずっと連絡取り合っていたので悲しいですね」と語った。 そして、「この番組でも羽鳥さんが『50の質問』でインタビューに行かれたのをきっかけに、みんなでご飯食べませんかって連絡をしたら、小倉さんが“毎日見てるんだよ、モーニングショー。このメンバーだったらぜひ、行きたい”っておっしゃって」と菊間氏。 5月には「お店でご飯を食べて」と小倉さんと、菊間氏、羽鳥とコメンテーターを務める玉川氏と、4人で一緒に写っている写真を公開。さらに「みんなで小倉さんのご自宅に遊びに行かせていただいて、そこでシアターで見たんですね。映画を見たんですね」と小倉さん宅に訪れた際の写真も公開した。 菊間氏は「いろんな話をして、お酒をいっぱい飲んで眠くなっちゃって、私が映画を観ながら寝てて。小倉さんに“もう一回、ちゃんと観たい映画のリストあげてこいと、それでもう一回、皆で観よう”って連絡を取ったのが最後になってしまって。すごい悲しい」と悼んだ。 仕事への向き合い方にも言及した。小倉さんの番組は事前の打ち合せがほとんどなく「その場でドンで始めるから、何を小倉さんが聞いてくるか分からない所の楽しみとかスタジオ展開の面白さがあった」と回想。 何よりも生放送のライブ感を大事にしていたそうで「生の楽しさを大事にした方。ネットも出てきた時代でしたけど、そこで何を言われるかとか全然気にしない。自分がどう思うかを貫いた方。それは自分に対する圧倒的な自信と裏付けがなかったらできないこと。その覚悟を持って発言をなさっていた」と小倉さんの人柄を偲んだ。
東スポWEB