ブレイキン初代オリンピック王者を目指す戦い!本番直前 Shigekix、Ami、KatsuOne 特別インタビュー
日本代表全4名にメダルの可能性があるオリンピック新種目ブレイキン
7月26日に開会式を迎え、いよいよ本番がスタートしたパリオリンピック。今大会で新種目として採用され、オリンピック初登場となるブレイキンは世界中から注目を浴びている。アーバンスポーツと言われるスケートボード、BMX、サーフィンなどが初めて採用された東京オリンピックでは、これまでの競技スポーツの概念に縛られないカルチャー性が評価され、オリンピックに多くの若者を取り込むきっかけともなった。果たして今回のブレイキン種目は、オリンピックという国際的にも歴史のあるイベントでどのような影響を与えるのか?盛り上がりが非常に楽しみである。 パリオリンピックへの出場権は、男女各16名で各国上限は2枠。世界選手権優勝者1枠、各大陸王者の5枠、開催国フランス1枠、国際オリンピック委員会(IOC)などが割り当てるユニバーサリティ2枠、残る7枠はOQS(オリンピック予選大会)で勝ち抜いた選手に与えられた。日本からは、B-BoyはShigekix(半井重幸)、Hiro10 (大能寛飛)、B-Girlは、Ayumi (福島あゆみ)、Ami (湯浅亜実)の4名がパリオリンピック日本代表として出場する。日本はアメリカ、フランスと並んで出場国のうち最多の代表枠を獲得している。競技は現地時間で女子が8月9日、男子が8月10日に実施予定。※記事の最下部に競技スケジュールや放送スケジュールを記載 本記事では、ブレイキン初代オリンピック王者を決める戦いが数日後に迫る中、Shigekix、Amiの両選手、そしてKatsu One(日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス部の部長)が、日本を発つ前に語ったオリンピックへの想いをお届け。
Shigekix「ブレイキンは直前でも変化が起きる。だから当日を迎えるその朝まで自分に向き合っていきたい」
パリオリンピック本番が近付いてきましたがプレッシャーを感じたり、自分の中での変化はありますか? Shigekix(以下 S):まだ日常的にプレッシャーを感じる感覚はあまりないですね。ただ、これだけの規模の大会なので、確実に直前でとんでもないプレッシャーが押し寄せてくると思っていますし、それを乗り越えた自分だからこそ見える景色があると思っています。 本番まではどのように過ごすつもりですか? S:ブレイキンは1日、数日、1週間でもめちゃくちゃ変わるんです。僕自身も、昨日できなかったことが今日突然できるようになった経験もありますし、向き合い続けているからこそ、突然生まれるものがあったりします。(日本を発つ直前に開催された)Red Bull BC One Cypher Japanの現場で受けるインスピレーションから、自分のムーブがリニューアルされたり、レベルアップされる可能性もすごくあると思っています。なので、前日、なんなら当日の朝まで最終調整という感じで、「これにて準備終了!」というのは自分の中では無いです。